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ノベルティ制作を発注するときに気をつけるべき7つのポイント

2025年5月24日

ノベルティ制作を発注するときに気をつけるべき7つのポイント

ノベルティグッズの制作は、単に「配布物を作る」だけでなく、企業の印象を左右する重要なマーケティング施策です。
しかし、初めて担当する方にとっては、何に注意すればよいのか不安もあると思います。

本記事では、ノベルティグッズを外注・発注する際に失敗しないための7つの重要なチェックポイントを紹介します。
販促企画担当者が安心して進行できるよう、実務に即した内容で解説します。

目次

1.ノベルティグッズを制作の目的とターゲットを社内で明確にしてから発注する

ノベルティグッズ目的とターゲットを社内で明確にしてから発注する

ノベルティ制作業者に相談する前に「誰に、何のために、いつ配るか」を社内で明確にしておくことが重要です。
これにより適切なアイテム・素材・納期感・発注ロット数などがスムーズに決定できます。
目的がブレていると業者からの提案も不明確になり、ノベルティ制作が迷走、失敗してしまう原因になります。

また、ターゲットの年齢層や性別、配布シーン(展示会、店頭、通販、社内配布など)も具体的に定めておくことで、ノベルティの方向性がはっきりします。
たとえばビジネス向けと一般生活者向けでは選ぶアイテムは全く異なります。
社内で共有の合意が取れた状態でノベルティ制作業者に相談してましょう。

2.ノベルティグッズの見積り依頼

ノベルティグッズの見積依頼

見積依頼は価格を下げて提示されることも多く、対応の丁寧さ・納期の柔軟性・提案力も見ることができます。
対応の良さは商品品質と比例することが多いです。

見積もり段階では、以下の情報を明確にして依頼しましょう:

  • 配布目的・ターゲット・数量

  • サイズ・印刷の仕様(片面 or 両面、色数など)

  • 希望納期

  • 包装形態(個包装、まとめ梱包など)

また、相見積もりを行うことで、業者ごとの強みや違いも見えてきます。
価格だけではなく、総合的な信頼性を見て判断しましょう。

3.ノベルティグッズの印刷・加工方法とその特徴を理解しておく

ノベルティグッズの印刷・加工方法とその特徴を理解しておく

シルクスクリーン印刷、インクジェット印刷、熱転写、刺繍など、印刷方法によってコストや表現の自由度が異なります。
デザインの再現性や仕上がりに関わるため、制作業者の説明を受ける前に基本知識を押さえておくとスムーズです。

それぞれの印刷方式の特徴は以下の通りです:

印刷方法 特徴 向いている用途 コスパ
インクジェット フルカラー印刷で細かいデザインも再現可能。
風合いが良くフルカラーで印刷できる。
少量印刷、カラフルなデザイン
(小ロット向け。
用途によってコスパ良)
アイロンシート フルカラーと単色を選べる。
生地を選ばずに加工ができる。
個人用、ギフト、写真・グラデーション重視のデザイン
(色落ちしにくく、
耐久性が非常に高い。)
シルクスクリーン 単色表現に強い。大量生産に向いている。
色数が増えるほど価格が高くなるので注意。
企業の販促用、イベント配布、大量注文
(注文枚数が多いほど
1枚あたりが安くなる)
昇華転写 発色が鮮やかで写真も美しく再現。
色落ちしにくく耐久性も高い。
個人用、ギフト、写真・グラデーション重視のデザイン
(少量でも高品質。
1枚から作成OK)

ノベルティグッズの配布シーンやデザイン内容に応じて、どの印刷方式が適しているかをプリント加工業者と相談しながら決めましょう。

4.ノベルティグッズのサンプル確認を行う

ノベルティグッズのサンプル確認を行う

実際の仕上がりはデータや画面上のイメージと異なる場合が多いため、事前にサンプル確認は必須です。
特にロゴの発色・サイズ・素材感は、実物を見てみないと確認できません。
サンプルを作成して本注文を行うので、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

また、素材やバッグの厚み、印刷位置などの細かい仕様も手に取って初めて分かる情報です。
社内で複数人のチェックを経て最終決定をすることで、後戻りやクレームの発生リスクを減らせます。
確認をスムーズに行うためにも、初回提案段階で「サンプル対応可否」も確認しておきましょう。

5.グッズ制作スケジュールに“納期の逆算”を組み込む

グッズ制作スケジュールに“納期の逆算”を組み込む

イベントやキャンペーンに合わせたノベルティグッズの配布では、逆算したスケジュール設計が不可欠です。
繁忙期(年度末・年末年始・夏前など)はグッズの製造も混み合うため、通常より早めの手配を心がけましょう。

基本的な工程には次のステップが含まれます:

  1. 社内企画承認(1〜2週間)

  2. 業者選定・見積もり(1週間)

  3. デザイン案作成・確定(1〜2週間)

  4. サンプル確認(1週間)

  5. 本発注・製造(2〜4週間)

発注するロットにもよるので、一概には言えませんが全てを合計すると1ヶ月半〜2ヶ月の余裕を見ておくと安心です。
急な制作スケジュールでは品質を妥協するリスクもあるため、計画は早めに動き出すことが鉄則です。

6.ノベルティの発注仕様は文書で明確にする

ノベルティの発注仕様は文書で明確にする

「口頭で伝えた」では行き違いが起こりやすいです。
アイテム仕様、注文数量、納品形態(個包装、セット組みなど)、印刷色、納期などはすべて文書やメールで明示しましょう。

可能であれば、PDFやExcelなどで「発注仕様一覧」を作成し、相手にも確認・承認を依頼しておくとトラブルを避けられます。
また、納品後に追加発注を行う際の資料としても活用できるため、記録を残す習慣をつけておくと安心です。

7.ノベルティグッズ納品後の対応や追加発注も視野に入れる

ノベルティグッズ納品後の対応や追加発注も視野に入れる

万が一の不良対応や、反響がよく追加発注したくなる場合もあります。
グッズの納品後の対応体制やサポートがあるかどうか、リピート時の条件なども事前に確認しておくと安心です。
長期的な関係を築けるノベルティグッズ制作会社を見極めて、グッズ制作を依頼しましょう。

また、初回発注時に「予備を何点入れてもらえるか」「増刷対応の可否と最小ロット」などもヒアリングしておくと、後の運用が非常に楽になります。
価格交渉のタイミングも含めて、関係構築の一環と考えましょう。

まとめ:信頼できるノベルティグッズ制作パートナーと“仕様の精度”が成功のカギ

ノベルティ制作は、発注前の準備と業者とのすり合わせが成功のカギです。
コストやデザインだけでなく、進行管理や対応力も含めて、信頼できるパートナーを選ぶことが重要です。
細かい仕様の明確化と、事前の確認を怠らないことで、満足度の高いノベルティグッズが作成できます。

また、制作そのものだけでなく、配布後に「本当に使われているか」「反応が良かったか」といった結果の振り返りも行いましょう。
結果に基づく改善と検証を繰り返すことで、次回以降の施策がより効果的なものになります。
ノベルティは“渡して終わり”ではなく、“その後にどう役立ててもらえるか”まで視野に入れることで、企業ブランディングの強い武器となります。


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